おぜばりとは?木口(こぐち)をきれいに仕上げる3つのコツ

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「おぜばりって何だろう?」「木口(こぐち)をきれいに仕上げるにはどうすればいいの?」と疑問に思ったことはありませんか?
実は、木口をきれいに仕上げるには、ちょっとしたコツを押さえておくことで、大きな違いが生まれます。
この記事では、木口の処理における「おぜばり」の意味と、その仕上げ方のコツを3つご紹介します。初心者でも実践できる方法を中心に解説していきますので、ぜひ参考にしてください。

おぜばりとは?意味と役割を解説

そもそも「おぜ」とは、建具の両こば(左右の端)のことで、大手(おおで)とも呼ばれます。
「おぜばり」とは、木材の端部、特に木口(こぐち)と呼ばれる断面部分をきれいに隠すための加工方法の一種です。木材の木口は繊維の断面がむき出しになっており、そのままでは見た目が悪く、湿気や衝撃に弱いという弱点があります。
おぜばり加工を施すことで、見た目を美しく整えると同時に、耐久性も高めることができるのです。

「おぜばり」と他の木口仕上げとの違い

木口の処理方法にはさまざまな種類があります。
たとえば、エッジバンドや面取り加工、塗装仕上げなどが一般的ですが、「おぜばり」はそれらとは異なり、見た目の自然さと質感の一体感が際立ちます。特に無垢材や突板を使う場合、木目の流れを合わせることで、まるで一枚板のような美しさを実現できます。

木口を美しく仕上げるために「おぜばり」が必要な理由

家具や建具の完成度を左右するのが、意外にも木口部分の処理です。木口は使用中にもっともダメージを受けやすい部分であり、剥がれやささくれ、変色の原因になります。
また、木口の仕上げが粗いと、どれだけ他の部分が丁寧に作られていても、全体の印象が悪くなってしまいます。
そのため、美しさと耐久性の両面から見ても、木口の処理は重要なのです。

おぜばりによって得られる見た目と耐久性の効果

おぜばり加工を施すことで、見た目が整い高級感が生まれます。特に同材を使用したおぜばりでは、木目や色味のつながりが自然になり、一体感のある仕上がりになります。
また、湿気や衝撃に強くなり、長く使用しても劣化しにくくなります。これにより、DIY作品やオーダー家具の完成度が格段に向上します。

おぜばりをきれいに仕上げる3つのコツ

木材の選定とカットの精度

まず重要なのが、使用する木材の選定です。木目の方向や色味をよく確認し、本体の木材と調和するものを選びます。
加えて、カットの精度が高くなければ隙間が生まれ、仕上がりが不自然になってしまいます。ミリ単位での調整を意識して作業を行いましょう。

適切な接着剤の使い方

接着剤は強度と仕上がりに大きな影響を与えます。木工用ボンドを均一に塗布し、はみ出しを防ぐために適切な量を心がけます。圧着の際にはクランプなどでしっかりと固定し、十分な乾燥時間を確保することが大切です。
乾燥が不十分だと、のちに剥がれの原因になります。

仕上げ前の磨きと後処理

接着後は、表面の段差やバリを丁寧に磨き、滑らかに整えます。紙やすりを使用する際は、木目に沿って磨くことで自然な仕上がりが得られます。
さらに、仕上げとしてクリア塗装やワックス処理を行うと、美しさと耐水性が高まり、長く良い状態を保つことができます。

おぜばり加工の種類と選び方のポイント

無垢材を使ったおぜばり

無垢材を使ったおぜばりは、自然な質感や木目の美しさが魅力です。特に同じ材種を使用することで、より一体感のある仕上がりになります。
ただし、湿度や温度による伸縮があるため、施工には注意が必要です。

突板を使ったおぜばり

突板は、薄くスライスした木材を合板などに貼り付けた素材です。コストを抑えながらも見た目の美しさを確保できる点が特徴です。
加工しやすく、伸縮が少ないため、初心者にも扱いやすい素材です。

用途別の選び方のコツ

おぜばりの方法は、用途や設置場所によって適したものが異なります。例えば、湿気の多い場所では突板の方が安定しており、リビングなど視線が集まりやすい場所では無垢材を使うと高級感が増します。
仕上げ後のメンテナンスも考慮して、用途に合った方法を選ぶことが重要です。

おぜばりの施工手順と注意点

施工に必要な道具と準備

施工には、ノコギリ、サンダー、クランプ、紙やすり、接着剤、塗装道具などが必要です。
作業場所を整え、木くずなどが入り込まないよう清潔な状態を保つことがポイントです。準備段階で木材の寸法確認を徹底し、必要に応じて仮組みしてみましょう。

具体的な施工ステップ

まず、木口に合わせるおぜばり用の木片を用意します。サイズと形を丁寧に合わせてカットし、接着剤を均一に塗布します。クランプなどで圧着し、完全に乾くまで放置します。
乾燥後、表面を磨いて段差をなくし、必要に応じて塗装やワックス処理を行います。

まとめ

おぜばりは、家具や建具の木口(こぐち)を美しく、そして長く保つための大切な技術です。特に無垢材や突板を使用する現場では、仕上がりの見た目だけでなく、耐久性や安全性にも大きく関わってきます。
本記事では、おぜばりの基本的な意味から、施工のポイント、注意点までを解説しました。

おぜばりを正しく理解し、素材に合った方法で取り入れることで、より完成度の高い木工や家具制作が可能になります。
プロだけでなく、DIYを楽しむ方にとっても知っておきたい技術のひとつです。
ぜひ、本記事で紹介した3つのコツを実践に活かして、きれいな仕上がりを目指してください。


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