単板とは?突板や合板とどう違う?用途別の選び方3選

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「単板って何?突板や合板とどう違うのか知りたい。」
そう思う方もいるかもしれません。
単板とは基本的に一枚の木材から切り出された「一枚板」であり、木目や風合いをそのまま活かせる素材です。
この記事では、単板の定義と特徴、突板・合板との違い、用途別の選び方やメンテナンス方法までをわかりやすく紹介します。

単板とは?基本的な特徴と用途を理解しよう

単板とは

単板とは、一本の木材から切り出された一枚板を指します。木材をそのまま使うため、木目のつながりや節、木固有の表情がそのまま現れます。材の厚みや樹種によって重厚感や温かみが大きく変わり、見た目の美しさを最優先にしたい用途で選ばれることが多い素材です。使い込むほどに味わいが出るのも単板の魅力の一つです。

単板が使われる主な場所や製品

単板は見た目の美しさや存在感が重要なカウンタートップやダイニングテーブル、特注家具、造作家具、扉や什器などに向いています。木目の連続性や節の表情を重視する設計では、一枚板ならではの迫力ある仕上がりが得られます。また、無垢材の厚板は床材や階段の段板としても用いられることがあります。

単板の種類と見た目の特徴

単板と一口に言っても、樹種や木取りの方法で見た目は大きく変わります。幅広で節の少ない高級な一枚板は、深い色合いと複雑な木目で空間の主役になります。一方でパインやスギなどの柔らかい材は節や色ムラが出やすく、ナチュラルな風合いを好む人に好まれます。なお、単板を薄くスライスしたものが突板として利用される点は後述します。

単板と突板・合板の違いを比較

突板との違い

突板は単板を非常に薄く、機械でスライスした板で、厚さは一般的に0.2〜0.6mm程度になります。突板は単板と同じ木目を持ちながら薄いため、合板やMDFなどの基材に貼って使われることが多く、見た目は本物の木に非常に近いまま、コストと材料効率を高めることができます。つまり突板は単板の「薄物」バージョンであり、見た目を重視しつつも軽さや薄さが必要な用途に適しています。

合板との違い

合板は薄い木の板を複数層、互い違いの方向で接着して重ねた構造材です。この積層構造により反りや割れに強く、構造材としての安定性が高いのが特徴です。合板そのものは表面が平坦で強度に優れるため、家具の内部構造や下地、床の下地材として広く使われます。仕上げに突板や化粧板を貼ることで、見た目と強度を両立させる使い方が一般的です。

見た目・耐久性・価格の比較

見た目に関しては単板や突板が天然木の風合いを直接感じられるため優位ですが、耐久性や寸法安定性では合板が優れます。単板は厚みや材の状態により反りや割れが発生しやすいため、環境条件の影響を受けやすいのが実情です。価格面では一般に単板が最も高く、次いで突板、合板の順でコストを抑えられます。用途や求める性能に合わせて選定することが重要です。

単板のメリットとデメリット

単板を使うメリット

単板を使う最大の利点は、本物の木材が持つ自然な風合いと一体感です。木目の連続性や節の表情が家具や空間に高級感を与え、経年変化によって味わいが増すのも魅力です。部分的な補修や再塗装で見た目を整えやすく、長く使って育てる楽しみがある素材です。

単板を使うデメリット

一方で単板は湿度変化や温度差に弱く、乾燥や収縮、膨張による反りや割れが起きやすい点が課題です。厚みがあると重量もあり、搬入や施工の手間が増えます。材の個体差が大きいため均一な仕上がりを求める場合は管理や加工の技術が必要になります。また価格が高めでコストがかかる点も検討要素です。

使用用途に応じたメリット・デメリットの判断方法

使用環境や目的をはっきりさせることが選定のコツです。見た目の美しさを最優先にし、湿度管理が可能な屋内の家具やカウンターなら単板が向きます。軽量化やコストを重視するなら突板を貼った基材や合板を使う選択が合理的です。機能性と美観のバランスを取りながら、施工性や予算も含めて判断しましょう。

家具や建材で単板を選ぶ際のポイント

材質や厚みの選び方

単板選びではまず樹種を決めることが重要です。硬く重い樹種は耐久性と高級感があり、柔らかい樹種は加工しやすくナチュラルな表情になります。厚みは用途に合わせて選び、強度が必要な天板などには厚めの一枚板を、装飾的な要素で使う場合は薄めでも問題ない場合があります。木取りの向きや節の位置も完成後の見た目に大きく影響します。

加工性や仕上げのしやすさ

単板は加工時に木目や割れの出方を考慮しながら切断や接合を行う必要があります。サンディングやオイル塗装、ウレタン塗装など仕上げ方法を事前に決めておくと良い結果が得られます。接合部は木の動きを見越した納まりにすることが長持ちのポイントです。

長持ちさせるためのメンテナンス方法

単板を長く美しく保つには適切なメンテナンスが欠かせません。直射日光や極端な湿度変化を避け、定期的に乾拭きと専用オイルによる栄養補給を行うことで、表面の乾燥や小さなひび割れを防げます。塗膜が劣化したら早めに再塗装することが大切です。

まとめ

単板は、1枚の木材から切り出した天然の板であり、木の質感や風合いをそのまま楽しめる魅力的な素材です。突板や合板と比べると、見た目の美しさや高級感は抜群ですが、その反面、反りや割れといったデメリットもあるため、使用する環境や目的に合わせた選択が大切です。

家具づくりや内装材として木のぬくもりを取り入れたい場合には、単板の特性を理解しておくことで、より理想的な仕上がりに近づけることができます。突板や合板との違いを把握し、見た目・耐久性・コストのバランスを意識しながら素材を選ぶことで、長く愛用できる空間や家具づくりを実現できるでしょう。

 

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